エコノミークラス症候群の対策を

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エアーライン、飛行機の中での病気として、
特に恐れられているのが、エコノミークラス症候群です。
正式には、急性肺血栓塞栓症、もしくは旅行者血栓症といわれる病気です。

エコノミークラス症候群とは

エコノミークラス症候群は、
長時間ずっと同じ姿勢で座っていたままの状態になっていることで、足の裏の血液の流れが悪くなり、
静脈血栓という血のかたまりができてしまうことが原因で起こります。

この静脈血栓ができてしまった状態で歩き出すと、それをきっかけにして、
血栓が血液の流れにのって体の上部、肺の動脈までいき、ふさいでしまうのです。
そうなりますと呼吸困難、窒息状態に陥り、
失神、状態が悪ければ突然死という可能性すらあるのですから、油断、軽視することはできません。

エコノミークラスという名前がついていますが、何もしなければ危険なのは、
ファーストクラスだろうが、ビジネスクラスだろうが変わりありません。
また、長時間フライトによる閉所空間ということで、国際便に起こりやすいというだけですので、普通のオフィスでのパソコン作業でずっと同じ姿勢で仕事している、なんていう状況でも発病する可能性がある病気でもあります。

エコノミークラス症候群の予防には

ただ、原因がはっきりわかっているのですから、
エコノミークラス症候群の予防は十分に可能です。

この病気の予防には、とにかく血栓の塊がつくられないようにすることなんです。
体内の水分が失われると、血液がドロドロになって、血栓ができやすくなりますので、
1時間に100CCの目安で水分を取るようにしましょう。
特に飛行機の中は湿度が低く、とても乾燥していますので、要注意です。
2007年の3月から国際便では、ペットボトルの持ち込みが全面禁止になりました。
ですので、スチュワーデスさんには積極的にオーダーしていきましょう。

そしてお酒を飲む人は、アルコールをとることで、
利尿作用が働き、体内の脱水がより進んでしまいますので、
より多くの水分を取る必要があります。

あとは適度な運動をすることです。
2時間に一度はトイレに行き、ついでに屈伸運動をするといいでしょう。

トイレにいくついでにスチュワーデスさんに水をもらうようにしてもいいですね。
「のどが渇いたな〜」と思っても、スチュワーデスさんはなかなかタイミングよく通りがかってはくれないものです。
ビジネスクラスの場合は、そうでもないですが、
サービスが悪いなんて憤慨しないで、いい運動になっていいや、くらいの気持ちで
エコノミークラスを過ごしましょう。

離陸前の座席指定こそが超重要!

ここで、重要なのが、
この気軽にトイレに行く、という行動を起こしやすいよう、
座席は窓側でなく、通路側を確保しておくことです。
初めての飛行機だと、つい窓側を選択してしまいがちなのですが、
3列シートの一番端というのは、本当にトイレに行きづらいものなんです。
遠慮深い人だと、なかなか「すみません」の一声がいえません。
結果、トイレに行きたくないから、水分補給を控えてしまう、という悪循環に陥りがちなんです。

座席の指定は、ボーディングチケットを発券してもらう時に言えば、
やってもらえますので、このためだけにでも、早めの空港到着をしたいところですね。

そして、座席に座ったままの状態でも、
かかとの上げ下げといった運動をしたり、
隣の人の迷惑にならないよう貧乏ゆすりをしておきましょう。

旅行者血栓症になりやすい人とは

ここまでやれば、十分、エコノミークラス症候群を予防することができますが、
更に念を押しておきたいのが、エコノミー症候群になりやすい、という人たちです。

メタボリック症候群をはじめとした血液がどろどろな生活習慣病、
過去に血栓ができたことがある人、妊婦の方、ピルを飲んでいる場合、
そして足の骨折など大怪我をした人や大きな手術をした人は、
血栓ができやすい傾向があります。

ですので、普段以上に、より水分の補給および運動に気を遣って、
機内を過ごす必要があるんです。

旅行後にも体の調子に注意!

またこのエコノミークラス症候群は機内でだけ起こるものではなく、
旅行後1週間以内に起きる場合も多いのです。

その場合は、症状として足の腫れ、むくみ、痛みとして出てきます。
つい筋肉痛かと放っておきがちになりますが、
こんな時は、速やかに血液外科、循環器科で診察を受けることをおすすめします。
早め早めの処置で、危ない芽を摘むことができます。

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