楽しい焚き火が終わったら、火の始末には細心の注意をはらいましょう。
有史以来、火は人間にとって有益な道具であり続けましたが、
とても有効であるからこそ、その反面、取扱いには注意が必要になるわけです。
営火中の延焼防止、消火の手順と確認、燃えカスの処理など、
守らなければならない重大なルールがあります。
山林火災の原因のほとんどは、タバコの投げ捨てと焚き火の不始末によるものです。
火の粉が降ってきて大切なテントやタープに穴を開けられてしまった、
なんてトラブルもあるんです。
「消すまで放すな、目と心」
という防災フレーズを記憶の片隅にとどめておきたいですね。
焚き火が与えるダメージとは
焚き火を行うことによって、周囲の環境には少なからぬダメージがあるものなんです。
いくら焚き火の回数だけこなしたとしても、
肝心なこのことを知らないでたき火をしていたのでは、自然に対し失礼ですよね。
火を燃やすテクニックが上達したからといって、有頂天になることなく、
環境への影響にまで思いが及ぶキャンパーになりましょう。
では、たき火をすると、環境にどんな影響があるのでしょうか。
焚き火は土を殺します。
焚き火の温度は低くて摂氏数百度であり、
焚き火の中心点から半径数メートルの範囲内の土は、
いわゆる「焼き殺された」状態になります。
焚き火の「オキ」が厚く積もれば積もるほど、
また規模が大きくなればなるほど、その半径は広がって行きます。
地中の微生物やミミズや昆虫類、その幼虫やサナギや卵に到るまで、
更には植物の根や地下茎、種子など、ほとんどの生物が死に絶え、
自然の豊かな状態を回復するのに早くて数年、
場合によっては10年以上かかる場合もありえます。
そして、キャンパーにはいないと思いますが、
化学物質を燃やしたりしてしまったりすると、
その土地はもう不毛の土地になってしまうこともあるのです。
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Filed under: 旅行術 on March 27th, 2007